■  近視の種類と症状



  近視はその症状に応じて、さまざまな種類があります。
  ここでは、それらを取り上げてみましょう。
  ますは、「屈折性近視」です。これは、角膜および水晶体
  の曲率が強いために、焦点が短過ぎて、網膜より前方に画像
  ができてしまうものです。ところが、「軸性近視」というもの
  は、眼球の大きさが通常より前後に長いために、やはり、
  網膜より前方に画像ができる場合です。遺伝性の近視の場合は
  これがほとんどですし、眼球が長く伸びている雨に、網膜剥離
  を起こしやすいです。

  続いて、「偽近視」というもので、苦労する方も多いと聞いて
  おります。眼の使いすぎて、目が疲れ、一時的に近視のような
  状態になるのですが、「仮性近視」、「調節緊張性近視」とも
  呼ばれます。これを近視とは考えない医者もおります。
  つまり、調節緊張というわけですね。目を酷使した後は、緊張し、
  目を休めたり遠くを見ていると、緊張が弱まりますよね。
  これは誰でも起きる現象ですので、この緊張と上手に付き合う
  必要があるのです。

  これは、名前が示すとおりに、本物の近視とは違います。
  偽近視を放置しても、本物の近視に進行する心配もないですが、
  近視の場合は、偽近視と違って、目を休ませるだけでは治って
  くれません。では、その違いをはっきりさせて、近視を正しく理解
  することにつなげましょう。ですが、偽近視と近視はどのような
  関係があるのでしょう。たとえば、

  1 遠視の人は、遠視が弱まる形で偽近視があらわれます。
    この場合は自覚症状がないです。
  2 近視の人は、さらに近視が強まりますので、メガネが離せない
    のは同じです。
  3 正視および極軽い遠視の場合は、偽近視によって、近視になリ
    やすいです。ですから、偽近視を治せば、眼鏡も不要になる可能性
    が高いですし、逆に、本物の近視になってしまうことも多いのです。

  これは、幼少時代の遠視から正視程度まで近視化することで、
  自覚することなく、近視への移行が進んでいるからです。
  偽近視を治療しても、この近視への移行が突然止まるかどうかは、
  偶然としか言えないのが現状です。
  ですから、この偽近視については様々な考え方が存在します。
  治療すべきだ、治療可能なものは数少ない、治療を中止すれば
  元に戻るから無駄だ、偽近視が起きているのであれば、遠視が
  さ程に弱くなったのだから、もはや治療は無理だなどが挙げられます。
  あまり治療可能であると考えるのではなく、近視への移行をできるだけ
  食い止めることを考えたらいかがでしょうか?


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